街ゆく人に声を掛けて、モノについてあれこれ訊ねる連載『things.』。12回目は、オーストラリアのサンシャインコーストで出会った自動車愛好家の図書館司書。図書館で働きながらも、ミニカー収集や(公道でレースはしない)走り屋としても活動する彼の愛用品について聞いてみた。
- Name:Matthew Thompson
- Age:24歳
- From:サンシャインコースト
- Works:図書館の司書
- Instagram:@mattandhondas
― 今日は何をしているの?
今日は高校時代からの友達のところに遊びに来たんだ。
― ポケットの中に入っているモノで何が一番お気に入り?
今ポケットにはスマホと財布、サングラスくらいしか入っていないけど、この中なら絶対に愛車の鍵だね。僕はホンダのプレリュードに乗っているんだけど、これが大好きなんだ。
じゃあ最近買ったモノを教えて!
ちょうど昨日、ホットウィール(米国のミニカー)を6つ買ったよ。僕はミニカーのコレクションが趣味なんだけど、それが最高に楽しいんだ!
― そうなんだ。いつから集めているの?
実は小さい頃に集めてたんだけど、7歳のときに買うのをやめたんだ。節約のために、しばらくホットウィールからは離れてたよ。
本格的に集め始めたのは、僕が22歳の頃かな。とある整備工場で愛車を整備してもらってたとき、工場に日本のビンテージミニカー(トミカ)がたくさん並んでたのを見かけて、僕は思ったんだよ。
「ちょっと待て、僕はもう良い大人だ。自分の金で好きなだけホットウィールが買えるぞ」ってね。そこからまたハマっていったよ。
― まさに運命の出会いだね。ちなみに今、ホットウィールコレクションはどのくらいあるの?
うーん正直に言うと、1000台くらいはあると思うよ。この2年間でコレクションが一気に増えたんだ。僕ももう大人だからね(笑)
普段はこんな感じでコレクションを Instagram に載せてるんだ。気になったらチェックしてみてよ。
― いいね!これがないといきていけないってモノを教えて。
これはもう 100% 僕の愛車だね。ホットウィールも好きだけど、やっぱり愛車がないと生きていけないよ。車は僕に自由をもたらしてくれるんだ。
サンシャインコーストには「Japanese Car Club」っていう走り屋たちのコミュニティがあって、頭文字D や湾岸ミッドナイトに憧れて日本の車を買った人たちが集まるんだ。僕達はみんな日本で走るのが夢なんだよ。
でも僕は公道ではレースはしない派なんだ。ただ車が好きっていう感じ。
Editor’s note
Matthew さんの車への愛が伝わってくるインタビューだった。とくにホットウィールコレクションは面白そうなので、もっと深掘りして、それについての YouTube 動画を撮ってみたいと思う。